ごあいさつ

Chair, Shoken Miyama

  2012年より、天文学振興財団の3代目の理事長を務めております観山正見です。

  天文学振興財団は、天文学に関連する分野の研究、教育および普及活動への支援等の事業を行うことによって、国際社会における人材の育成と経済社会の発展に寄与することを目的とした公益財団法人です。

  天文学分野の研究振興活動としては、天文学とその関連分野の研究を助成するための事業、研究者の国際交流を支援する事業、また、国際研究集会に参加する費用の援助、さらには、国際研究集会を開催するための支援事業を展開しています。そして、天文学研究の成果の普及・啓発活動としては、「スター・ウィーク〜星空に親しむ週間〜」(毎年7月〜8月の間に各地でさまざまな企画が催される)の活動支援、学童向けの、小口径の組み立て式望遠鏡の組立実習と実際の星空の観察から成る天文科学の体験教室「君もガリレオ!」などの教育活動への支援事業、アジア各地で古くから伝わる、豊かな星や月、天の川の神話伝説、民話、歌謡などを各国の協力で集め、優れたものを編集して各国で同時出版し、教材等にも広く用いてもらうことを目的とした「アジアの星の神話・伝説」プロジェクトへの支援、その他天文学普及のための市民向けの企画などを実施しています。

 そして、2013年(平成25年)4月1日からは公益財団法人天文学振興財団として今までの活動を継承しながら新たな出発をいたしました。 また、2020年度からは新たに顕著な業績に対する表彰の事業も行っています。今後も、これ迄同様皆様のご支援とご理解を頂きながら、活動を続けてまいります。本財団へのご理解とご協力のほどお願い申し上げます。

公益財団法人  天文学振興財団
理事長  観山正見